ついにドレークの舌先がアグリアスの一番敏感な肉芽をなぶり始めたのだ。興奮したアグリアスの女体は肉芽を勃起させ、それを包んでいた包皮を押し上げていた。恥知らずな男の口先から生えた赤い触手がその包皮をめくり上げ、中の赤い果肉に直接巻きついた。
手の空いた男がアグリアスの口から詰め込まれたボロ革を引きずり出した。唾液にまみれた革が顔を濡らしたが、アグリアスにはそんな事を気にしている余裕はなかった。
「ぷあっやあっ!やめぇぇっ!やめろっやっああっ!ひやぁっ!あああっ!あっ!はぐぅぅぅ、ああっ!ああっ、いやあぁぁ!いやぁぁぁぁっ!やあぁぁぁぁっ!」
「いいね、いいねえ!」
「ほーら濡れてんだろ!」
「その声が聴きたかったんだぜぇ!」
「ちんこ欲しいだろぉ!」
「ホーリーナイト様は感じてらっしゃるぅ。」
「ああ~ん!もうイク、イクゥ!」
「もっとぉ~ん。」
「うひゃひゃひゃひゃ!」
アグリアスの悲鳴をさかなに、下衆どもは興奮を高めてゆく。手の空いた者はアグリアスの体をまさぐる。体にすら近づけない者は早くも自分自身を取り出してアグリアスの方に向けてしごき始めている。
「あ!・・・かっ!・・・はぅっ・・・!!!」
ついにアグリアスは絶頂を迎えた。淫核を攻められて強引に引き上げられた高みだったが、快感には違いなく、この様な異常な状況下で快感を覚えている自分にアグリアスは戸惑っていた。最悪な気分で快感の余韻を味わいながら、アグリアスはあごの先までのけぞり、屈強の男たちの手で裸の下半身を大きく開かされたまま、全身をヒクヒクとケイレンさせた。
「ヒューゥ!」
「こりゃまた、盛大にイきやがったなぁ!」
「へっへっへっ!」
男たちは口々に囃し立てる。
この上ない恥辱だったがアグリアスは歯を食いしばり、挫けそうになる心を怒りをもって奮い立たせようとした。
戦いの場でもそうだった。敵の卑劣な攻撃や罵倒に、もしひるんだり屈辱を感じたら、それこそが負けなのだ。それこそ敵の思う壺なのだ。屈辱にまみれた心は既に負けを認めた心なのだ!
今は下衆どもの卑怯さを呪うのではなく、見下す時だ!グールどもの欲望に怯える時ではなく、笑うときだなのだ!
そう決意したアグリアスだったが、男どもを嘲笑し返そうと身を起こすよりも前に、機先を制されてしまった。
最悪なかたちで。
メリメリメリメリッ!
「ひっ!?あがぁっ!!」
身体が股から真っ二つに引き裂かれるような、信じがたい激痛がアグリアスを襲ったのだ!だが、男たちによってはしたなく開かされれた両足には、さほど力はかけられてはいなかった。恐怖と混乱の中で自分の下半身を見やると、先程までアグリアスの股間にしゃぶりついていたドレークという男が立ち上がり、両手でアグリアスの裸の腰を両側から押さえつけているのが見えた。
「はふぅー。やっぱ処女のおまんこはコリコリしてていいナァ♪」
見るとドレークのズボンは既に下ろされ腰の素肌がのぞいており、その黒々とした縮毛がアグリアスの金の恥毛と絡み合っていた。
『そんな、まさかぁ・・・!』
既にアグリアスの処女は奪われていた。それはあまりに残酷な一撃だった。覚悟する暇も与えられなかったのだ。
「そーら、ホーリーナイト様♪おいらとつながっちゃってるよ♪」
「うっぐ・・・!くぅっ!」
ドレークは腰を引き、両腕と一物とで腰を誘導して、二人の結合部がアグリアスによく見えるようにした。その動きはアグリアスに激痛を伴わせる。未通女の固くこわばった秘肉は突然押し広げられた激痛に甲高い悲鳴を上げ、ろくに濡れていないまま初めての男を突き込まれた肉ヒダは引きちぎられそうな程にひきつれていた。
できれば動いてほしくなかったが、そう懇願して素直に聞いてくれる人種だとは思えない。
「ほら、おいらのちんちんが紅く濡れてるだろお。ホーリーナイト様が処女だってゆう証拠だよ~♪」
赤黒い皮膚に青緑色の血管をまとわせた肉の棒が、鮮血とぬらぬらとした液体にまみれて、アグリアスの神聖な封印を突き破り聖洞の奥深く突き刺さっていた。
「うあ・・・あ・・・」
「もういっちょ!」
「うっぐぅっ!」
ドレークは勢い良く腰を突き出すと、再び男の全てをアグリアスの中に埋め込んだ。もちろんアグリアスの激痛などお構い無しだ。いや、むしろその苦しむ姿が男どもを奮い立たせていた。
「それにしてもドレークはおぼこっ娘が好きだよなぁ!おぼこマンなんて固えだけだろうによ!」
「一度優しくイかせてぇ、力が抜けたスキに突っ込む!気持ちいい気分から一気に激痛に変わって、混乱して泣き叫ぶのがたまんないんだな♪これが処女のおいしい喰い方なんだな~♪
これでけっこうほぐれてるんだぁよ。それでいて処女特有のコリコリ感が味わえる!はふぅ~イイ~。このまんこは上モノだぁよ~!ほれほれっ!」
「ぐうぅっ!」
『なんと言う勝手な言い草か!女を食用チョコボの軟骨か何かとでも思っているのか!』
女の人格など無視し、体の一部を食材のように味わうその言葉にアグリアスは激怒したが、今はドレークの腰の前後運動によって休み無く引き起こされる激痛に耐えるだけで精一杯だった。
最も敏感な部位を乱暴にかき回される激痛に、アグリアスは恐怖していた。このまま私の局部は引き裂かれてしまうのか?しかるべき夫を迎え入れる前に使い物にならなくなってしまうのか?それともすでに取り返しがつかない程に破壊されているのだろうか?
戦場では致命傷を負ってもケアルやレイズなどで復活する事ができた。それでも、体に傷痕は残る。関節などの複雑な所は、砕かれれば元の機能にまで完全に回復することは難しい。(そうならないように攻撃を受けるのも技術の一つなのだ。)そもそも、攻撃を受けてから一定時間内でないと回復出来ないのだ。戦場でならたとえ更なる攻撃を受けながらでも、仲間の下に駆け戻れば時間のたった傷から治療してもらえる。だがここでは、・・・。
オヴェリア様を救出し守るための戦いの中でアグリアスは、かつて一度だけ致命傷を負ったことがある。逃げる一人の敵を深追いし、仲間から離れ数人の敵に取り囲まれた時だった。攻撃を受けながら二人まで切り伏せたところで、三人目の刃がアグリアスの腹部を貫いた。言いようのない激痛の中で大量の血と共に生命力が失われ、反撃する間も無くアグリアスは絶命した。その時でさえ、今ほどの恐怖は感じていなかった。すぐ後ろに仲間がいたのだから。オヴェリア様を救い出すと誓ってくれたあの男がいたのだから・・・!
『ラムザ・・・。』
アグリアスの脳裏に、ある若者の顔が浮かんだ。
「うぅっ・・・。」
突然、無限にも思えるほどの間続いていたドレークの腰の動きが止まった。最後に奇妙なうめき声と共に強く腰を突き出すと下賎な男の汚らしい肉の棒は、アグリアスの白く艶やかな下腹部の中でビクビクと跳ねた。
「くっ・・・なに?・・・」
「んは~っ!!ホーリーナイト様に種付けなんだなぁ~♪まだ出てるぅ~♪」
「なっ!?・・・そっそんな!・・・やめろ!やめろぉっ!」
まさか私の中で射精するのか!?こんなっ!こんな汚らしい男の精が私の胎内に!?そんなおぞましい事があってたまるものか!
「バーカ。遅えよっ。も、たっぷり注ぎ込まれてんだよ!あんたのために何日も溜めこんでドロッドロになったシラコがよぉ!」
「・・・っ!」
「ぎゃははははっ!」
※このSSは
是路零士様のサイトからお借りしています